EPAは血液をサラサラにさせます
<出典>Lancet. 1980 Nov 22;2(8204):1132-3.
海に近い地域の住人は、海から遠い地域の住人と比較して、EPAの摂取量が多く、血液が固まりにくい特長があった。
- 研究種別
- 観察研究
- 方法
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対象:海に近い地域(平均EPA摂取量 2.5 g/日)と
海から遠い地域(平均EPA摂取量 0.9 g/日)の住人
人数:85人
評価項目: 血小板凝集能※1(ADP濃度(※2))
対象者の血液サンプルにADPを0.5~10 µmol/Lの濃度の範囲で添加し、
50%以上の血小板が凝集する濃度を測定した。
※1 血管内での血小板の塊の形成されやすさ
※2 ADP濃度は、50%以上の血小板を凝集させる濃度を表す。
濃度が高いほど血液が固まりにくい状態であることを示す。
(ADPとは血液中の成分の一つ。血小板を凝集させる働きがある。) - 結果
- 海に近い地域の住人は、海から遠い地域の住人と比較して、EPAの摂取量が多く、血液が固まりにくい特長があった。